なぜ、あの企業ばかりテレビで紹介されるのか?
BtoCに限らず、BtoB企業のPR活動の中でも、テレビ番組に取り上げてもらうことは花形の活動です。たしかに視聴者の「テレビ離れ」は顕著なのでしょうが、それでもマスメディアの中核であるテレビで紹介されることは大きなインパクトがあります。
BtoCの場合はたくさんある競合製品やサービスと横並びで紹介されることが多く、それと比較して、BtoBの方は自社の製品やサービスに特化して紹介してもらえ、10分以上の長尺でしっかりと取り上げてもらえる傾向があります。
最近、特徴的なのがこんな二つの企業です。
A. 最先端の技術を持っている企業
B. 社会問題を解決するサービスを提供している企業
Aの企業は、日本はもちろん世界的にも珍しい最先端の技術を社会応用した製品やサービスを提供しています。この企業の場合は、NHKや民放の科学番組など最先端の技術を紹介する番組からのオファーが多いです。
Bの企業は、日本がこれから将来迎える超高齢化社会の一助になる、いわゆる社会課題解決型のサービスを提供しています。BtoB PRの主な目的はビジネスパートナーを増やすことです。この企業の場合は、ワイドショーやニュースや経済番組など視聴者が身近に思っている社会課題解決の1つとして紹介されることが増えています。
どちらの企業も、当初はほどほどのテレビ露出でしたが、テレビ露出の戦略を立て、メディアアプローチの取り組みを続け、数年が経ってテレビへの登場は常態化しています。テレビ番組で紹介された後は、いろいろな問い合わせが増え、売り上げも伸びます。内容によってはWEBサーバーがパンクするほどの反響があります。そしてさらに、番組を見た放送作家やディレクターから次のテレビ番組の企画が持ち込まれる、こんないいループが続いています。
BtoB企業がテレビ番組で紹介してもらうのにはたくさんの努力の積み重ねが必要ですが、特に大切なポイントは「自社を売り込みたいではなく、どうすれば世の中に役立つか」という視点に立った取材企画作りが大切だと考えています。その取材企画をメディアに持ち込んで提案して、それぞれの番組の意図を汲んだ取材計画を柔軟に提供することが重要です。
「マスメディア、テレビは終わった」なんて世間では言われますが、現場の取材ディレクターさんの努力にはやっぱりものすごいものがあります。みなさんがそれぞれ独自の視点を伝えようと必死に取り組んでいらっしゃいます。
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