ホワイトボードの主導権を取られるな
2016.10.26
コンサルタントにはいくつかの裏鉄則があり、その中の一つに「ホワイトボードの主導権を取られるな」というものがあります。顧客や社内の仲間との会議でホワイトボードの主導権を取った者が会議を仕切れるということです。
出席者が散々と話したことを「要はこういうことでしょ」と図解して示せる者でなくてはならないのですが、本当はホワイトボードに書いている人自身は内容を大してわかっていなかったりします(笑) 議論が散らかって収拾がつかないのを防いで、自分のロジックに周りを巻き込み、優位にプロジェクトを進めたいという考えがあります。なので、あまりやり過ぎると嫌われます。
ホワイトボードというと名前の通り、白い巨大な板に専用ペンで書き込むものですが、イノベーションとは遠い存在でした。せいぜいプリントアウトできたり、画像として取り込めたりというレベルでした。そんな中、グーグルが新たなホワイトボードを発表しました。
グーグル、クラウド対応の4Kホワイトボード「Jamboard」を発表
http://japan.cnet.com/news/service/35091108/
タッチできたりネットワーク化されたホワイトボードは、すでにリコーなどの日本メーカーからも発売されていますが、Jamboardのようにオフィスツール(グーグルの各種サービス)と連携しているのは、使いこなせれば相当に便利そうです。
それにしても、会議に出席するマーケッターやプランナーはますますスピードに追われることになりそうですね。